イメージサークルと周辺減光/玉ボケについて

前玉から入った光はレンズの中で交差し、フィルム面に倒立(上下逆)で像を結びます。
光がフィルム面に当たったときの円がイメージサークルです。
この円の大きさが、フィルム面に対して十分に大きい(マージンがある)と、画像周辺が暗くなること(周辺減光)が少なく、周辺のボケも歪まずに玉ボケとなります。

マージンがあるイメージサークルを得るには、フィルム面(センサー)の大きさ用のレンズよりも、大きなレンズを使用します。
具体的には、APS-C のセンサーにはフルサイズ用レンズを、フルサイズ用のレンズには645判のレンズなどを使います。そうすることで、十分にマージンのあるイメージサークルを得ることができます。

お勧めなのは、APS-C のカメラに ULTRON 40mm をつけることです。
マニュアルフォーカスですが、とても画質が良く、コンパクトで、写真を撮るのが好きになる構成だと思っています。

☆ イメージサークルのマージンが大きなレンズ構成で撮影した写真
 NIKON FX + PENTAX 645 MACRO 120mm F4
 NIKON DX + Voigtlander ULTRON 40mm F2


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